あまりにも『ATH-ESW10JPN』関係でこのブログに来る人が多いので、ほかのヘッドフォンと『ATH-ESW10JPN』を比較した時のことを少しだけ書いておきます。
なお、この比較は引っ越しの前(10月末)に行ったので、記憶を元に書いています。
その点だけ、ご了承下さい。
比較対象その①
オーディオテクニカ製
『ATH-AD2000』
同じオーディオテクニカのヘッドフォンです。
『AD2000』はオープンエアー型、『ESW10』は木製の密閉型と違いがあります。
値段も『AD2000』は定価84,000円(税込み)、『ESW10JPN』は定価60,900円(同)とグレードが違うといえるでしょう。
まず装着感ですが『AD2000』は非常に軽く感じます。
頭への締め付け感もあまりなく、長時間つけていても疲れません。
一方の「ESW10JPN」は前に書いたようにかなりテンションが高く、長時間付けていると耳が痛くなってきます。
イヤーパッドの感触自体はいいので、このあたりが残念です。
続いて音に関してですが、聞き比べて顕著に感じるのはその音の広がりです。
『AD2000』はオープンエアー型ということもあり、音の広がりが感じます。
一方の『ESW10JPN』は密閉型ということもあり、どうしても音は広がっていきません。
『AD2000』と比べて、より狭い範囲で演奏されているような印象になります。
さらに『AD2000』は金属製、『ESW10JPN』は木製ということからも音に違いが出ています。
分かりやすいのは、シンバルなどの金属製の打楽器だと思います。
『ESW10JPN』だと、金属的な音がマイルドになったような感じで、別の音に聞こえます。
『ESW10JPN』は木製というその特性上、こういった金属質な音を苦手としているのかもしれません。
ただどちらも、オーディオテクニカらしく音の解像感が高く、変にどこかの音を強調しているわけでもありません。
そのあたりは好感が持てます。
なお『AD2000』と比べて『ESW10JPN』は一歩劣るような印象を受けますが、元々の使用用途やグレードが違うので仕方がないと思います。
ただし『AD2000』はオープンエアー型ということもあり、非常に音漏れします。
ポータブル用途で使うことはできませんし、家で使っていても周りの人から音が出ていることを指摘されるかもしれません。
比較対象その②
BOSE製
『QuietComfort3』
メーカーは変わりますが、同じポータブル用途のヘッドフォンです。
ただし『QuietComfort3』はノイズキャンセリングヘッドフォンです。
値段はボーズ・オンラインストア価格で47,250円(税込み)となっています。
『ESW10JPN』と実勢価格でほぼ同じだといえるでしょう。
こちらも装着感から比較します。
まず『QuietComfort3』ですが、付けていて非常に気持ちがいいです。
テンションも締め付けすぎということもなく、また緩すぎて動いてしますということもありません。
イヤーパッドも装着感が柔らかく、またきれいに耳にフィットします。
『ESW10JPN』に関しては、先ほどから書いている通りです。
これは『QuietComfort3』の方が圧倒的に勝っているでしょう。
続いて音ですが『QuietComfort3』は、低音が強調されたような感じになります。
その反面、高音部がなくなってしまうような印象です。
このあたりは、メーカーによる音作りの考え方の違いが出ていると思います。
また解像感もあまりありませんが、これはノイズキャンセリングの結果なので、仕方がないと思います。
ただ、単純に音を味わうという意味では、『ESW10JPN』の方が上でしょう。
ただしノイズキャンセリング能力を見た場合、『QuietComfort3』は一級品であることは間違いありません。
実はソニー製のノイズキャンセリング機能付きのウォークマンを使用していますが、それと比較しても周囲の音のカット率が違います。
『QuietComfort3』はまさに静かな環境が得られます。
また、電源もリチウムイオンの充電式バッテリーパックであり、取り回しが楽かつ長寿命になっています。
ノイズキャンセリングヘッドフォンで比べる場合、『QuietComfort3』は評価は変わってくると思います。
以上、引っ越し前の実家にあったヘッドフォンと『ESW10JPN』比べた結果です。
一部、比較になっていない部分もあるとは思いますが、その辺はスルーして頂ければと思います。
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