2009年5月6日水曜日

小説?『世界はリス』

 世界はリス。
 一体何が、と思うかもしれない。でも僕にとって世界はリスなんだ。
 この気持ちをうまく言い表すことが、僕にはできない。それでも僕にとって世界はリス。そうとしかいえない。
 世界はリス。趣味は木登り。ふわふわで、ふさふさ。世界は木の実をかじる。世界は回っている。
 だから僕らは生きている。そして僕らも回っている。
 でも、世界がリスなら僕らは何だ、と聞かれると分からない。
 ただ、僕らはこのリスの中で生きている。リスが生きているから僕らも生きている。
 何をいっているのか、僕にも分からない。でもこの気持ちは間違ってない。なぜか分からないけど、世界がリスだ、ということだけははっきりと分かる。
 今日も世界はリス。世界は樹に登り、木の実をかじる。毎日毎日生きている。
 世界は素敵だ。

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