2009年5月11日月曜日

雑記『太陽黒点』

最近、太陽の様子がおかしいそうです。

太陽は、おおよそ11年周期で活動が活発な時期とそうでない時期を繰り返しています。
そして、太陽の活動が活発になれば、黒点の数が増えます。

その黒点は日々観測され、宇宙天気情報センターで公開されています。


そんな中、前回太陽が活発だった時期は2000年でした。
本来であれば、現在は2011年に向けて活動が活発になりつつある時期の筈です。

しかし、上記サイトを見ると5月に入ってから昨日の10日まで黒点は1つも観測されていません。
その他の情報も太陽の活動が停滞して穏やかなことを示しています。

さらにいえば、黒点がほとんどないというこの現象は去年からのようです。
去年の8月には、なんと1ヶ月間観測「0」ということも起こっています。
去年から太陽は、活動が少ない時期よりもさらに黒点が少ないか、ない状態が断続的に続いているわけです。


ただ、この状態が何を意味するかは、専門家でも意見が分かれているようです。

楽観的なシナリオは「特に影響はなし」というものです。
逆に悲観的なシナリオは、「地球が寒冷化に向かう」というものです。


しかし、地球温暖化と寒冷化では、寒冷化の方が影響が大きいといわれています。

なぜなら、現在の地球は氷河期だからです。

氷河期の定義は、「地球の北半球及び南半球に氷床が存在する時期」になります。
現在、北半球にはグリーンランド、南半球には南極に氷床が存在し、この条件にあてはまります。
現在はあくまでも、氷河期の中でも比較的暖かい「間氷期」だと見られています。

話を戻しますが、氷河期では当然、食物連鎖の生産者にあたる植物の成長は芳しくありません。
植物は、二酸化炭素が多く温度が高い状態で育てると、通常よりも早く大きく成長するといわれています。

つまり現在の環境は、植物の生育に適しておらず、ひいては食糧事情が厳しいギリギリの状態にあるわけです。

そんな中で、太陽活動が弱まり地球が寒冷化したらどうなると思いますか?
そうなれば、本格的な氷河期になってしまうおそれもあるわけです。

だからこそ、温暖化より寒冷化の方が影響が大きいといわれているわけです。


さてこの太陽の活動がおかしいという事実。
このことについて、皆さんはどう思いますか?

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

過去の統計はここにあります。

http://www.ngdc.noaa.gov/stp/SOLAR/ftpsunspotnumber.html

龍。 さんのコメント...

おぉ!
これは詳しい情報をありがとうございます。

少し見ただけですけど、2007年後半からずっと減ったままですね。
1990年代と比べても、ちょっと異常な感じがします。

何もなければ、いいのですけど……。