すでにお気づきの人も多いと思いますが、ワシは名前を付けることが苦手です。
名前という物はとても重要です。
例えば文章でも、題名を見て本文を読むか決めることも多いと思います。
これが悪ければ、いくらいい物を書いたとしても読まれずに終わってしまう可能性があります。
いってしまえば、名前とは外見のような物です。
人は外見の第一印象で7~8割方評価が決まってしまうといいます。
名前もそれくらい重要なのだと思います。
そんな中、面白いと感じたネーミングを見つけました。
それは「Eclipse」です。
これはIBMによって開発された統合開発環境(IDE)の一つで、主にJavaプログラムの開発に使われます。
といわれても、何のことだか分かりませんよね。
簡単にいえば、Javaでプログラミングをするときにこれを使うと便利ですよ、という感じのソフトです。
それでこれのどこが面白いかというと、この「Eclipse」名前、日本語にすると「食(蝕)」という意味になります。
日蝕とか月蝕とかいう意味です。
この「Eclipse」は、先ほども述べたようにJavaを開発するときに使われます。
そして、このJavaを開発したのは「Sun Microsystems」です。
その社名は、「太陽」を意味します。
「太陽」が作った物を開発するための環境が「蝕」を意味している。
なかなか面白いと感じます。
しかも、現在「Eclipse」はオープンソースになっていますが、もともと開発を行ったのがIBMです。
先日、IBMはSun Microsystemsを買収しようとして交渉が決裂してしまいましたが、まさしく太陽を覆い隠そうとしていたんですね。
なお、結局Sun Microsystemsを買収することになったOracleですが、こちらは「神託」という意味だったりします。
神の言葉が太陽を受け入れるということです。
何だかコンピュータ会社の話なのに、ちょっと神話みたいな印象も受けますね。
当然ここまで意識して名前をつけたとは思いませんけど、こうやって色々と考えることができる名前は面白いと思います。
そういう名前をつけられるようにしたいですね。
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